卵子採取とドナー精子を用いた体外受精にかかる日数とデンマーク滞在最低必要日数を教えてください。
デンマークには最低何日いたらいいのかというご質問を受けることが多くございますので、
デンマークでの体外受精の大まかな流れをご説明させていただきます。
治療計画は患者さんの状況や状態によって様々ですので正確なことは医師との相談によって決定することとなりますため、あくまでも参考情報となりますが、
デンマークの医療機関での治療の一般的な流れは、次の通りとなります。
卵子採取に必要な薬剤が日本で処方してもらえる場合には、
採取周期 2 日目と 8 日目頃に日本で超音波スキャンを行っていただきます。
10日目にも必要となる可能性もあります。
卵胞の成長速度によっては、追加のスキャンが必要になる場合がありますが、
それ以外の場合は、卵子の採取は採取周期12〜14日目に計画されることが多いです。
場合によって、早くなることもあれば、遅くなることもあり、スキャンの結果によって決定されます。
卵子採取5日後に受精卵を移植します。
日本で採取準備ができる場合には、卵子採取前の最後のスキャンまでにデンマークにいらしていただき、
つまり採取周期8日目或いは10日目のスキャンはデンマークの医療機関で行い、卵胞の成長に応じて採取日を決定し(採取周期12-14日頃)、採取を行います。
卵子採取までに14日間程度かかる場合もありますが、状態によってより短い期間となる場合もあります。
これは、卵胞がどのように成長し、どれだけ速く成長するかによって異なります。
その後、卵子をドナー精子と体外受精させ、5-7日程度胚を成長させてから胚移植するまでデンマークに滞在するのが最短の滞在スケジュールとなり、およそ12-15日程度となります。
もし、通える範囲の日本の医院で体外受精の事前の超音波検査や薬剤の処方が難しいといった場合には、治療の全て或いは一部の準備過程をデンマークの医療機関でお受けいただくこともできます。全ての体外受精治療課程をデンマークでお受けになられる場合には、デンマークでの滞在は23-25日程度となります。
以上はあくまでも一般的なものであり、患者さんの状態によって変化することをご了承ください。
採卵までには、多くの準備と血液検査、超音波検査が必要となりますので、日本の医療機関で対応してもらえる場合には、デンマークでの滞在期間はその分短くなります。
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デンマーク公認ガイド・通訳・体外受精治療コーディネーター
ウィンザー庸子(ようこ)
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