IVF ドナー提供精子/卵子デンマーク体外受精コーディネーション
デンマークは、最新の不妊治療を提供する国であるのみならず、精子/卵子バンクの分野においてパイオニアの企業が多く在籍し、多様な家族の在り方を国を挙げて応援しています。
そこで、デンマークの提供の医療機関では、日本の医療機関では制約が生じる、あるいは実質的に難しい体外受精による妊娠が可能となっています。
例えば、
-ドナー提供やご親族による精子と卵子両方を用いた体外受精、
-選択的シングルマザーをご希望される方の為の、ドナー提供の精子による体外受精、
-事実婚、同性婚の方々による体外受精
などが挙げられます。
体外受精をご希望される方々の理由は、非常に様々で、多くの方々が深く悩まれています。
新たな命を育てることを希望しているにもかかわらず、
-先天的或いは後天的疾患やその治療のために、精子や卵子の提供が必要な方々、
-法律婚による配偶者がいなければ、体外受精を受けられないという制約や規制に悩まれている方々、
-同性婚の為に、体外受精を受けられないという制約や規制に悩まれている方々、
子供を願いながらも、日本の枠組みでは難しいとお考えの方、デンマークの医療機関では叶う可能性があるケースがあります。よろしければ是非、お手伝いさせていただきます。
精子/卵子提供による体外受精に関するご懸念に、全てお答えいたします。
日本では合法でありながらも、実際に引き受けてくれる医療機関が実質上存在しないために難しくなっている、ドナーやご親族からの精子/卵子提供による体外受精に関しまして、精子/卵子提供に際しての治療内容、日本の法律と可否、親権、デンマークの医療機関で体外受精治療を行うメリット、受精卵の凍結保存と後日再度妊娠の可能性、をご説明いたします。
精子/卵子提供による体外受精の治療内容
精子/卵子提供による体外受精では、ドナーやご親族や妊娠ご希望者様のパートナーの方の精子と、ドナーやご親族や妊娠ご希望者様ご自身の卵子を、体外で受精させ、受精卵を妊娠ご希望者様の子宮に移植します。
詳細は以下の通りとなります。
デンマークの医療機関での、ドナー提供精子/卵子による体外受精の流れ
デンマークの医療機関は、主治医のお医者様より、妊娠ご希望者様の健康状態が、体外受精治療と妊娠及び出産に耐えられるものであることを書面にていただけることを、唯一のお受けできる条件としてお願いしております。
更に、体外受精と妊娠に当たり、体内でエストロゲンが生成されますので、またもし卵巣凍結に当たって生理がないといった場合には、エストロゲンを投与する必要がございますので、妊娠ご希望者様の御体に問題が生じないことも合わせてお知らせください。
次に、こちらでの体外受精をお決めになられましたら、妊娠ご希望者様、およびご親族が精子や卵子をご提供される場合にはその方の情報を記入する用紙へのご記入をお願い申し上げます。また、パスポート写真のコピーもお願い致します。
以上の書面をいただいた後に、デンマークの医療機関では、体外受精をお受けできるかを判断し、問題ないと判断されますと、以下に進むことができます。
まず、精子/卵子ご提供者様の手順は、以下の通りとなります。
オンラインで看護師が会議をし、ご自身並びにご家族の健康状態に関してお伺いいたします。私が通訳致します。
また、卵子提供者として承認するための血液検査などの以下の各種検査と超音波検査を日本の医療機関にお願いして、その結果を英訳したものをお送りいただきます。医療機関の方で英語の書類が作成できない場合には、私が訳します。
ホルモン検査: AMH、TSH、FSH、エストロゲン、LH、プロラクチン。
ウイルス検査:B型肝炎HBsAG + B型肝炎抗HBc、C型肝炎、HIV
超音波スキャン(方法や詳細については、詳細説明文書をお送り申し上げます。)
クラミジア検査
ビタミンD
その後検査結果や健康状態のヒアリングで問題がない場合には、オンラインで医師が再度会議をし、今後卵子提供者様が受ける医療行為に関して説明を致します。私が通訳致します。
その後、卵子をご提供される提供者様には、下記の要領で日本の医療機関で(迅速な連絡作業が必要となります)、或いはデンマークの医療機関にて、卵子提供に際しての準備をしていただきます。
生理初日にこの度体外受精を担当するデンマークの医療機関に、生理開始の旨連絡をお願い致します。医療機関側の受け入れ準備を始めます。
生理2日目に超音波検査をしていただき、結果の英訳を送ります。(医療機関の方で英語の報告書が用意できない場合には私が訳します。)
デンマークの医療機関が超音波検査結果を判断し、卵子提供可能と判断した場合には、その夜より毎晩注射による薬剤の投与をお願い致します。
この薬剤投与は、薬剤に対する反応によって前後しますが、約10-14日間毎晩続けていただきます。
生理開始から9日後に再度超音波検査を受け、結果の英訳を送り、卵子提供可能と判断されました際には、この日から生理開始12日後までに、デンマークへの渡航をお願い致します。
生理開始から12日後に、デンマークの医療機関にて、超音波検査を受け、生理開始から12-14日後に卵子を摘出します。
卵子摘出の日は、絶食し、朝医療機関にいらしていただき、外来で行います。昼頃にはホテルに帰れます。
局所麻酔とリラックスする薬剤を投与し、卵子摘出自体は20分位で終わります。当日に自国に帰る方もいますが、日本は長距離フライトですので、体の静養と万が一のことを鑑みると、ご帰国は卵子摘出翌日以降をお勧め致します。
更に、体外受精をお受けされるにあたっての、妊娠ご希望者様の手順は以下となります。
妊娠ご希望者様には下記の検査をお受けいただき、結果を英訳してご提出いただきます。医療機関で英語の検査結果が用意できない場合には、私が訳します。
ホルモン検査:AMH、TSH、TPO、プロラクチン。
ウイルス検査:B型肝炎HBsAG + B型肝炎抗HBc、C型肝炎、HIV
超音波スキャン(方法や詳細については、詳細説明文書をお送り申し上げます。)
クラミジア検査
子宮頸部の細胞サンプル
ビタミンD
風疹に対する抗体
検査結果に問題がない場合には、医師とオンライン会議し、医師によって妊娠することに問題がないことが判断されましたら、体外受精治療に進むことを決定し、治療の日程を決めます。
そして、治療計画に基づき、ドナー提供の卵子或いはご親族などから摘出した卵子を5日間程度ドナーの精子と受精させ、約5日後に妊娠ご希望者様の体内に受精卵を着床させます。
卵子は1回の摘出時に8-10個程度採取し、通常その中の2-3個がうまく受精します。
採取して着床させた以外の残りの受精卵は、ご希望に応じて妊娠ご希望者様が46歳になる日まで冷凍保存することができ、
後日同じ卵子提供者の卵子と精子提供者の精子でご兄弟が欲しいといった場合には、今回採取及び受精させた受精卵をお使いいただくことができます。(保管料、および治療費別途)
精子/卵子提供による体外受精で妊娠をする場合の、受精以降の妊娠および出産のプロセスは、自然妊娠と全く同じです。
卵子提供による体外受精が日本で実施できるか
現在、日本には、卵子提供を規制する法律はありません。しかしながら、日本産婦人科学会がガイドラインにて卵子提供を認知しておらず、JISART(日本生殖補助医療標準化機関)が2008年に作成したガイドラインの規則が非常に厳しいことなどから、日本の医療機関の大半が卵子提供に消極的な姿勢を取っており、実質的に難しい状況となっています。
精子/卵子提供による体外受精で生まれた子供の親権について
日本国民法779条「認知」では、「嫡出でない子は、その父又は母がこれを認知することができる。」と定められており、卵子提供による出産においても原則的に、認知を基に「出産した女性=母」を認めています。
デンマークの医療機関で体外受精治療を行うメリット
不妊治療や家族の多様な在り方、ドナー精子/卵子バンクの発展に、世界に先駆けて力を入れてきた、北欧デンマークの最新医療体制で、妊娠ご希望者様のご希望を最大限叶えられるよう最善を尽くす、きめ細やかな医療を手掛ける医療機関と提携しています。
デンマークの医療機関は、北欧が国際的にも豊かな国であることから、日本からの体外受精治療を、決して営利目的で受けているわけではありません。あくまでも、日本で様々な制約の為に希望する治療が受けられない方々がいらっしゃるということを私から聞いて、その方々のお手伝いができるなら是非いらして下さいと、助けたいという心意気から治療を引き受けてくれています。そこが、他国特に日本よりも発展途上の国などの医療機関が営利目的で受け付けているのと最も異なる点です。
また、第三者からの精子/卵子による体外受精治療は、大変デリケート且つ大きな決断を伴う治療ですので、ご相談からご渡航、ご帰国まで、心から安心して一貫してご懸念なく実施していただけますよう、私がプロセスを通じて細部まで確認しながら慎重に進めさせていただいております。
日本にいらっしゃる間に、妊娠ご希望者様と医療機関との連絡作業などの対応をするのは私で、デンマークの現地で通訳や付き添いをするのも私、あるいは私にご先約ややむを得ない用事がございます場合には、私が心から信頼する、私と直接の連絡体制を取っております細やかな配慮のできる日本人女性スタッフとなり、ラインなどで妊娠ご希望者様は、私と常に連絡が取れるようにしていただいております。従いまして、現地に行ってみたらちゃんと対応してもらえるのか不安ということが、どの時点に関しても、一切起こりません。
その結果、安さよりも、安心と安全を求める方にお選びいただき、ご満足いただいております。
受精卵の凍結保存と後日再度妊娠の可能性
採取して着床させた以外の残りの受精卵は、ご希望に応じて妊娠ご希望者様が46歳になる日まで冷凍保存することができ、
後日同じ卵子提供者の卵子と精子提供者の精子でご兄弟が欲しいといった場合には、今回採取及び受精させた受精卵をお使いいただくことができます。(保管料、および治療費別途)
お問合せ・お申込み
妊娠ご希望者様のサポートを、デンマークより誠意をもって尽力致します。
デンマーク公認ガイド・通訳・体外受精治療コーディネーター
ウィンザー庸子(ようこ)
+45-2195-7050
yoko_winther@yahoo.co.jp